野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

のど飴オーヴァードウス

先日からずっと「野生の思考」を読んでいてなかなか進まないから、ブログのタグは「埋め草」か「酔」のどっちかだ。

というわけで、今週はずっと風邪引きであんまり景気が良くないのだが、それでもかなり快方に向かっている。喉の痛みもほとんどひいたような気がする。これは薬用エスタックのど飴Aの効果が絶大なのだろう。しかしいくらなんでも効きすぎじゃなかろうか。けっこうキツい薬なのかもしれん。服用には2時間以上空けろ、とか書いてるしな。コンビニで普通に買えるのだけど。そういや確かマイケル・ギルモアの小説だったと思うけど、咳止めシロップでラリるとか言う話があったようななかったような。あとWOWOWのドラマで椎名桔平がのど飴中毒の詐欺師の役で出ていたような(全然違うかもしれん)。
調べてみたところ主成分は、12粒中にキキョウ流エキスが1200mg、そしてセチルピリジニウム塩化物水和物(5mg)とグリチルリチン酸二カリウム(15mg)。あとは諸々の添加物だ。セチルピリジニウム塩化物というのは殺菌作用があり、トローチ等でよく使われるらしい。グリチルリチン酸二カリウムも「グリチルリチン酸ジカリウム」で聞いたことがあるな。「グリチルリチン酸2K」とも書くらしい。これも抗炎症、抗アレルギー作用があるのだな。甘草(カンゾウ)の主成分か。
んで「キキョウ流エキス」って何よ。いや「キキョウエキス」なら「ああキキョウのエキスなんだな」(←そのまんま)で終わりなんだが、「流」って?「小笠原流」とか「北辰一刀流」とか「俺流」みたいな感じ?
以下のサイトによれば、「流エキス」とは
http://mypreventivemedicine.blog136.fc2.com/blog-entry-62.html

生薬(しょうやく)の浸出液で、通例その1ミリリットル中に生薬1グラム中の可溶成分を含むように製したものと、昼間の時間本薬局方では定義されている。パーコレーション法でつくられる。生薬をそのまま、あるいは浸剤、煎(せん)剤として投与するよりもずっと便利であり、古くからこの剤形が存在した。かつては流動エキスとよばれたことがある。昼間の時間本薬局方にはウワウルシ流エキス、キキョウ流エキス、コンズランゴ流エキスの三気品目が収載されているが、浸剤や煎剤の処方がきわ入れ少なくなった今昼間の時間、これら流エキス剤の使用も減少の一途をたどってきた。しかし、製剤原料としての流エキス剤は、漢方ブームとともにまだ多く用いられている。

ということらしい。なるほど!ますますわからんわ。