野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

エヘン虫の興隆と衰退

今や立派な風邪ひきさんであるが、その前兆としてここ数週間ずっと喉に不快感があった。最初の数日間はノンシュガーのど飴なんぞでお茶を濁していたものの、こりゃちょっと手強そうだなと感じられたのでヴィックスドロップに切り替えた。もういったい何箱のヴィックスドロップを消費したことか。わたくしはオレンジ味が好きなのだが、店によっては売り切れていたりするので油断ができない。実販価格でいえば、安いところで250円、高いところではなんと400円、と150円もの開きがあるようだ。最多販売価格帯としては300円前後といったところか。
それは良いとして、こんなものを常用していて本当に大丈夫か、と少々気になる。成分として香料などはこの際忘れるにしても水飴、ブドウ糖が多いので、まず単純に糖分の過剰摂取が懸念される。つまり、歯が悪くなる、太る、といった望まざる効果だ。一方で薬効成分に目を向けると、お約束のメントール以外では、CPC(塩化セチルピリジニウム)が主役らしい。
抗生物質なんかだとやだな、と思いちょいと調べてみると、界面活性剤の一種だとか。何だかその事実だけで石鹸を舐めてるような気分になるが、その副作用たるや

発疹、口や喉の刺激感、かゆみ、口の中のただれ、舌が黒くなる、胃部不快感、胃部膨満感、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢、舌炎、口内炎、歯肉出血などの症状が現れることがあります。

(出展:http://www.daidai7.com/medicine/a-104.html
と、絢爛豪華というか百鬼夜行というか。これだけのリスクを冒している割には、効果はもひとつ、という感じが否めない。もちろん舐めている間はすっきりするが、その効果はあまり長保ちしない。しかるに服用間隔は2時間以上空けろ、ということになっている。その2時間は、手が震えるわ冷や汗が出るわ目の焦点が定まらないわ、と大変な禁断症状をひたすら耐えなければならないのだ。
…すいません嘘です、そんな症状全然ありません。けど、なんか依存症になりそうな感じはあって、そのあたりがちょっとイヤよね。
まあとにかく、そろそろ最後の一箱になるかなという予感はある。ちなみに先週ぐらいから、オレンジは飽きたのでプレーンに切り替えている。なんか王道っぽい味がするよね。