うーん、タイトルがちょっとアレですな、「なぜか好かれる"気"の技術」なんてね。
- 作者: 斎藤孝
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 文庫
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でもねー、かなり良いんじゃないかと思いますですよ。だいたいが「気」とか「波動」とか言い出すと、どうしても胡散臭い感じを拭いきれなくなりがちなわけだけど、齋藤さんが言い切ってしまえば、「ああ、そーいうもんなんかもしれまへんなぁ」と思うからね。
どっかで聞いたことのある話と言ってしまえばそうかも知れないけど、でも面白いんだから良いじゃないの別に。よく見ると結構暑苦しいはずなのだけど、説教じみた押し付けがましさもなぜかあまり感じないし。
科学的な説明をつけることを目的にしていないから、そのへんはもう徹底的にプラグマティック。そして、やはり胡散臭い方向へ行かないのはできるだけプラクティカルになるように(おそらく)心がけておられるのだろう。この人が他で言われてることとの整合も取れてるし、実績もよく知られているからでしょうな。
それにしても齋藤さんの本ってやたら多いな。元気な人だよまったく。