野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

なんでアート・オブ・ノイズが…

年末にHMVオンラインで注文した3枚のCDのうち、Ultravoxは2月の頭に届いたが、fenneszは結局キャンセルされてしまった。そして残りのArt Of Noiseは無事に先週届いた。
2月11日のエントリ参照
しかし3ヶ月て。それでももともと838円だった価格は、ついにこの3ヶ月で500円にまで下がっていた。500円。すごいな。そんなんで商売になるのか、HMV。
タイトルは "The Seduction Of Claude Debussy"、つまり「ドビュッシーの誘惑」。
何じゃそら。

Seduction of Claude Debussy

Seduction of Claude Debussy


ちょっと聴くと、「え、これがアートオブノイズ?」みたいな仕上がりになっている。"Who's Afraid Of" に収録されていた "Moments In Love" あたりに見られるような美しさをもっと拡張して、一方では "Close" みたいなハードでインダストリアルなビートは、ややエッジを落として多少口当たりをよくし、なんとなく洗練された感じさえ醸し出している。
そんなんアートオブノイズとちゃうやんけ、と言ってしまえば、まあ確かにそうかもしれない。でも彼らだって、そうそう何十年もインダストリアル系一辺倒でごぎんごぎんやってばっかりっちゅうわけにもいかんだろう。
まそんなわけで、賛否は分かれるところなのかも知れんが、わたくしは結構好きなんであります。