野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

¿Puedo tomar fotos aquí?

昨夜の安ワインのせいか、今日はちょっとばかり頭が痛かった。
バルセロナ二日目は、ちょっと遠出をしてみた。電車に乗ってアル・ベンドレイ(el vendrell:ちなみに変換候補は「ある・便奴隷」)まで行ったのだが、切符を買うまでが一苦労。駅のインフォメーションで何時発か、どのプラットフォームからの発車か、てなことを訊いてみるのだが、何を言ってるんだかよくわからない。それでもなんとか、それらしい電車に乗ってとりあえず目的地には到着した。
ある便奴隷、じゃなくてアル・ベンドレイに何しにきたのかというと、あのパブロ(パウ)・カザルス師匠の生家を訪ねたんである。
カザルス生家にはおばちゃんが一人いて、このヒトが色々と説明してくれる。のだが、このおばちゃん、あんまり(というかほとんど)英語はしゃべれない。一方で我々のスペイン語もまた幼児並み、またはそれ以下である。普通に考えればここでコミュニケーションが成り立つはずはないのだが、一所懸命に彼女の話を聞き、スペイン語と英語ちゃんぽんの質問をしていると、なんとなくわかったような気になってくるから不思議なもんである。
カザルスの家を見たあとは、街中を少しうろうろして、次の電車までまだ少し時間があるので、駅前のカフェでエスプレッソを飲んだあと、次の目的地、サン・サドゥルニ・ダノイア(Sant Sadurní d'Anoia)へ。
この長ったらしい名前の地に何があるかというと、カヴァの出荷量世界一のメーカー、フレシネ社なんですな。陽気な美女の英語ガイドによる、カヴァ工場の見学ツアーのあと、カヴァの試飲。コルドン・ネグロをいただきましたです、はい。さらに、せっかくだからということでブリュット・バロッコももう一杯。
そんなことをしているうちに日が暮れてしまい、もう真っ暗。また電車に乗ってバルセロナに戻ってきたわけですな。
夕食は、かねてから目を付けていた"Tapa Tapa"でタパス各種をいただきましたです。あとパエリヤもね。タパスを5種類とパエリヤでもう、お腹いっぱいですよ。
明日は朝からマヨルカに移動だから、今日のうちに風呂に入って(シャワーだけど)できるだけ荷造りもして、さっさと寝るんである。