書店で「蘇るロシア帝国」の文庫が平積みになっているのを見て、これまた結構マッシヴな感じだしどうしようかな、と思ったが、やっぱりマサルちゃんの本は読まずにはいられない。
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: 文庫
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以前読んだ「自壊する帝国」は、ソ連崩壊のプロセスを、それに直接関わっていた政治家や軍人を中心に描いた本だったが、こちらはその周辺部、ソ連の知識人やエリート候補(モスクワ大学の学生など)に関連させて、さらに神学や民族問題の視点を入れて考察されている。うーん、やっぱりマッシヴだった。
この本を読んでいる最中に、例の北方領土に関するプーチン発言が報道された。あの件に関してマサルちゃんのコメントを聞いてみたかったのだが、朝日新聞は残念ながら取材してなかったようだな。かわりに、この本が文庫化されたときに追加されたプーチン論を読んだけど。
いったいどこへ行こうとしているのだ、プーチンのロシア帝国よ。