新刊が出た時に、文庫になりそうなものはすぐに買わずにしばらく待つようにしている。でも中には、すぐに読むべき本というのもある。「脱グローバル論」っていうのはそんな本だと思う。できれば参院選までに。
何でもかんでも二言めにはやれグローバルだなんだ、と言われる昨今。うるせぇなこの野郎、バカの一つ覚えみたいにグローバルなんちゃらとか言ってんなよこのお調子者が。とか思うこともあるわけですよ。そのうるせぇなこの野郎、という感じを、7人の論客がていねいに(時には乱暴に)言語化してくれている。さらっと読めますが、じっくりと味わいたいですな。
グローバリゼーションは自然過程であって、それに良いも悪いもない。グローバリズムはイデオロギーだ。