野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

VOLUME IIはどこへ行った?

9月25日は、グレン・グールドの誕生日なのですね。生誕81周年。
実は先日、グールドのベートーヴェンピアノソナタ集といっしょに、バッハの「フーガの技法」(The Art of the Fugue)も買ってまして。

Bach: the Art of Fugue

Bach: the Art of Fugue


やっぱりグールドといえばバッハで、バッハ聴くなら「フーガの技法」は外せないわけでね(ホンマか?)。
グールドにしては珍しくオルガンなんか弾いてるのだけど、みなさんおっしゃるように、なんだかオルガンらしくないデッドな音で、ちょっと異様な雰囲気。初めてコルトレーンを聴いたときの、あのぺたっとした音、という印象にどこか通じるものがあるような気がする。タイトルに"VOLUME I"とあるから、続編があるのかと思ったらどこにも無い。この辺のトリッキーさがまた、いかにも、なわけで。ほんとグールドって変なヒト。