先日WOWOWでやっていた「バグダッド・カフェ」の「ニュー・ディレクターズ・カット版」の録画したやつを観た。
バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版 Blu-ray
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2010/06/26
- メディア: Blu-ray
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このディレクターズカット版で、全カットのカラーも見直したということで、朝だか夕方だか知らんけど、ときどき何とも異様な色合いのカットがありますな。いや、けっこう好きなんですけど。
物語も、「なんだかヘンな話」だと思う。いや面白いし好きなんだけど。
ところで、バグダッド・カフェに居候(だよな?よくわからんけど)しているサロモがピアノを弾くと、女主人のブレンダは「うるさいから客がいるときはやめろ」という。ところがデブのドイツ女ジャスミン(ドイツ人だしヤスミンというべきか?)は、「やめないで」と言いサロモの弾く平均律クラヴィーアに聴き惚れる。サロモの演奏もかなりイイ感じで、またそれを聴くジャスミンの姿に見惚れるルーディ、てなシーンがある。これを観て、西洋のクラシック音楽の良さを本当に理解できるのは優秀なアーリア民族だけで、砂漠の野蛮なアメリカ人には雑音にしか聞こえないんでしょ、やーねえ、というスノビズムというかレイシズムみたいなものを感じ取ってしまうってのはやっぱりあたしの根性がひん曲がってるってことですかそうですかすいませんねぇ。