Char師匠もいよいよ還暦をお迎えあそばすようだ。それを記念して(かどうかは知らんが)リリースされたアルバム「Rock十」を入手した。
ぱっと見、「ロック・プラス」かと思ったが、よく見るとどうも違う。おお、+(プラス)ではなく十(じゅう)じゃないか。つまり「ろっく・じゅう」、ろくじゅう=六十、てか。相変わらずお茶目ですなあ。
曲を提供したのはすべて生まれ年の干支が異なる12名。それも泉谷しげる、布袋寅泰、石田長生、奥田民生、松任谷由実、福山雅治、山崎まさよし、等、超豪華。何気にJESSE君もいたりして。でも何だかんだいってやっぱり、石やんとかホテイさんの曲は相性が良いなーと思う。石やん作「ニッポンChar, Char, Char」はもう、いかにも、という感じのギターのリフがカッコええし、ホテイさんの「Stormy Heart」ってこれジェフ・ベックの「Big Block」のパクリですよね?でもまあ良いか、とか。一方でユーミン作「Night Flight」、あー良い曲ですねえ。でもChar師匠なんだか窮屈そう… いや別にCharでなくて良いよねこれ、なんて。宮藤官九郎による(作詞だけだけど)「チャーのローディー」なんかはもう、完全にイロモノながら、やはりその辺がChar師匠の懐の深さ、とでもといいますか。その他、フクヤマとか奥田民生とか山崎まさやんとかの曲がもう、いかにも、という感じだし。そんな感じでバラエティに富んでいて幕の内弁当的に楽しい、でもやっぱりレベル高いよね、な一枚。