経済学というのは、人は合理的に行動するものである、という前提で作られたモデルの上に成り立っている。
でも実際には、人は必ずしも合理的に行動するわけではない。いや、人の行動なんてちっとも合理的ではない、と言ったほうが良さそうだ。だから経済学の理論と現実は合わないことが多いのだけど、人の行動の不合理性というのはランダムなのかというとそうでもない。むしろ、それなりの理論でもって説明できることが多い、つまり、ある程度は予測可能で、さらに言うと、コントロール可能ですらある。つまり「予想通りに不合理」というわけだ。
予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
- 作者: ダンアリエリー
- 出版社/メーカー: 早川書房
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