野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

スカンジナヴィアンデザインとグローバル資本主義の出会うところ

引っ越し先のアパートが決まったのは良いが、IKEAでベッドを注文しても届くのは一週間以上も先ということなので、簡易の寝床を作るための段ボールと新聞紙を必死で集めているところだ。

ええとすいません嘘ですけど。いやしかし、最悪の場合はそんなことになる可能性もある。しかしいくらなんでも、一週間以上もかかるなんてのはおかしいよな、と思って、午後から仕事をサボって(こら)またまたIKEAへ行ってみた。これでもう、一週間のうちに3回めだ。どんだけIKEA好きやねんと言われそうだが、いや別に好きで行ってるわけじゃございませんので。
で、IKEA店頭にあるHome Delivery Serviceの受付へ行き、今日買って申し込んだら最短でいつごろ届くの?と訊いてみた。え、住所どこなの?レドモンド?あーそれじゃ今から1時間以内ぐらいに手続きすれば明日届けられるよー。との返事。何だよやっぱりそうだよなーおかしいと思ったぜ。というわけで、リアル店舗で購入し配送依頼する作戦に変更。
一安心したのでとりあえず昼メシだ。あまり美味そうなメニューのないIKEA内のカフェテリアで、サーモンフィレなんとか、を食べてみた。

うん、まあこれならなんとか。
さていよいよ買い物だ。ここで必要なものを一気に購入・発送してしまえれば良いのだが、そうは問屋が卸さない。IKEAは直販だから安いのだ。ってそういう話ではなくて。
IKEAの店頭における購買フローは、1. ショールームで欲しい商品を選ぶ。2. 選んだ商品を倉庫からピックアップしてくる。3. レジで精算。4. 持って帰る。というのが基本だ。もちろん4. のところで「こげなデカいもんが持って帰れるかボケぇ!」となる場合は配送を依頼すれば良い。だがここで安心するのはまだ早い。2. のところでサラッと書いているが、「ピックアップ」って言ったってスーパーで特売の白菜を取ってカゴに入れる、なんていうのんとはわけが違いますからね奥さん。「持って帰れるかボケぇ!」という前にそもそも、「こげなデカいもんどうやってレジまで持っていくんじゃこのメッキしゃちほこボケ!」ということになる可能性があるわけだ。特にベッドとかソファとかの大物は!
とにかく今回は、「無いと困るもの」を最優先で、つまりとにかくベッド(フレームおよびマットレス)を何が何でも購入し土曜日に届けてもらうようにした。その上で少しでも余裕があれば、ソファ、さらにできればダイニングテーブルも、という感じで。そりゃもうがんばりましたよ。カート1台に乗らないんですから。全部一人でやっているので、まずブツをカートに乗せるところから一苦労。乗せたら今度はそれをレジまで持って行くわけで、さすがに一度に2台のカートは押せないから行きつ戻りつしながら一台ずつ。でなんとかレジまで持って行って精算し、配送カウンターへまた一台ずつ持って行き… とそりゃもう気の遠くなるうな話だったが、何とか発送までこぎつけた。さらにマットレス他諸々の小物は自分で運転して持ち帰って(配送する品の数が多いほど配送料高くなるので)、もうすっかり疲労困憊だ。
いままで座るところも無かったので、とりあえず安い折りたたみ式のイスを一脚買っておいた。

今回初めてIKEA製品を組み立てみたわけだが、組み立てのフールプルーフ性とかコストダウンの工夫とか、いや実によくできているな、と感心した。感心したけれども、イス一脚だけならともかく、これから大物も含めてそれなりの数の家具をドライバー一本で組み立てようというのは、あまり現実的ではないな、と思った。何かの罰ゲームあるいは修行、ならばそういうのもアリかもしれないけど。
というわけで安い電動ドライバーを購入検討中、でございます。