野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

取り引きする時の声と 嘘つく時は同じ

高血圧の治療をしていたが、素人の勝手な判断で降圧剤の服用を中止したところ、脳梗塞で死亡した。というようなケースがあると聞く。わたくしも高血圧を宣告され、昨年10月より降圧剤を服用していた。そして、薬が切れる度に内科を受診するのだが、医師は「うまいこといってますよ」とコメントするのみで今後の見通しについてはまったく語られない。これはひょっとして、噂に聞いたように一生降圧剤を飲み続けなけれはならないのだろうか、と心配になり、数週間ほど前から服用をやめてしまった。確固たる意思を持って、ではなく単に処方された降圧剤を飲みきってしまったが病院へ行くタイミングを逸してしまった、というのが実情だが。それはともかく、驚いたことに一週間ほどでみるみる血圧が上がり、元に戻るどころか投薬治療の開始前よりさらに高くなってしまった。具体的には、収縮時の血圧が140mmHg台とか下手すると150mmHg越えなんていうのがばんばん出るようになった。投薬前はだいたい130mmHg台だったのだ。降圧剤の服用により130mmHg前後、つまり120mmHg台となる頻度が増えた、という感じだった。なんて恐ろしい。この一週間ほどは少しばかり落ち着いてきて、120mmHg台が出ることもあるが、やはり140mm越えも普通に発生する。いったい何なのだ降圧剤とは。製薬会社の陰謀により高血圧患者は作られた、てなことが言われる。高血圧の基準値を引き下げたことにより、それまで血圧が「正常値」であった人たちも高血圧と診断されるようになった、というわけだ。そんな比喩的な意味じゃなくこの降圧剤ってやつは、文字通り高血圧患者を作ってるんじゃないのか。
Googleの検索ボックスに「降圧剤」と入れると「やめる」とサジェストされる。その検索結果は、高血圧の治療に降圧剤を飲むべきではない、という意見と、いややはり降圧剤は医師の指導に従いながら適切に服用すべきだ、という意見が拮抗しているように見える。双方の意見をいくつか読んでみたが、降圧剤肯定派の意見というのは、わたくしにはいまひとつ理解できない。というか、何か都合の悪いことを誤魔化しているように思える。とりあえず、降圧剤は飲まない方が良い、とわたくしは結論づけた。
おそらく5月か6月ぐらいに健康診断を受診することになる。それまでに、何らかの「所見」が出ないレベルにまで血圧を下げなければならない。困ったものだ。このストレスが高血圧の原因なのかもしれない。