最近Twitter方面で、「もしも○○がカップ焼きそばの作り方を書いたら」というネタが猖獗を極めている。
http://togetter.com/li/977696
○○の中身は、最初は村上春樹だったのが、やれ江戸川乱歩だ太宰治だ司馬遼太郎だと言っているうちに徳大寺有恒とか大藪春彦とか糸井重里(ご本人が降臨)なんて言い出して、しまいにはドストエフスキーやら安倍晋三やらスターリンやら金正恩やら登場してきてもう収集がつかない状態に。
いずれも非常に出来が良いわけだが、ことにその中でも「椎名誠が書いたら」については、ひたすら感心するとともに、懐かしさの一歩手前でこみ上げる苦い思い出。というのは別にないのだけれどもそれはともかく。
あれは多分わたくしが中学生のころ、NHK FMで「さらば国分寺書店のオババ」なるラジオドラマをやっていた。そう、これがまさにわたくしと椎名誠のファーストコンタクト。その文体は当時「昭和軽薄体」なんて呼ばれ(いや実は自分で言い始めたらしい)、「スーパーエッセイ」として「さらば国分寺書店のオババ」は一世を風靡していたのだ。
ああ懐かしい。またあの本を読みたいなと思うがあれは今3500マイル離れたわたくしの実家にある。こういう時はやはりKindleが便利ですな。
- 作者: 椎名誠
- 出版社/メーカー: クリーク・アンド・リバー社
- 発売日: 2014/05/29
- メディア: Kindle版
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