<映画の見方がわかる本>とはまた、えらく大きく出たもんだなオイ、と思いながら『ブレードランナーの未来世紀』を読んだ。
〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀 (新潮文庫)
- 作者: 町山智浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/10/28
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (6件) を見る
それはそれとして、映画の紹介をするのに、浜村淳もびっくり、てぐらいにストーリーをあんな事細かに、結末まで含めて説明してしまって良いのかこれ。いやまあ、良いんだろうな。やたら詳しく説明している映画って大抵は『ビデオドローム』とか『ブルーベルベット』みたいなマニアックなカルトムービーで、元がワケワカな映画だから、どれだけネタばらししたところで、結局は意味不明なことには変わりないし。『ロボコップ』とか『ターミネーター』、そして『ブレードランナー』あたりのメジャーどころは、多少手加減しているようでもある。
それにしても、この本で取り上げた映画作家ってのは揃いも揃って変態とか人格破綻者ばっかりか。
『ビデオドローム』に『ブルーベルベット』、俄然興味が湧いてきたぞ。