ブライアンフェリーの来日公演に行かへんか、と某氏に誘われたのは昨年の9月のことだったのだな。もうお爺ちゃんだし、今のうちに観とかんとな、と思ってチケット取ってもらったんけですよ。そしてあれから半年。ついにその日が来たわけだ。会場はなんばHatchにて。
ワンドリンクということでビール買ったら、会場内はビン・缶持ち込み禁止だから紙コップに入れていけ、と。これがまたサイズ的にギリギリで、嫌がらせかっちゅうねん。
ビール飲みながら(いや、あっという間に飲み終わってしまったけど)開演を待つ。定刻通り19時に開演した。
いやあ、カッコええですなあ。相変わらずふにゃふにゃなヴォーカルだけども、それでこそブライアンフェリー。普通だったら「ブライアンフェリーもすっかり声が出なくなって…」みたいなことを言われるところだが、彼の場合は元からああいう感じだから。
前半はソロの"Boys And Girls"と"Bête Noire"あたりと、ロキシーの"Avalon"からが中心で、さらに"Tokyo Joe"もあったりして、なかなか。
後半になるとロキシーの古いアルバム(ってみんな古いんだけど)からの、元気な曲が多くなる。"Love Is The Drug"とか"Re-make/Re-model"とか。"Avalon"の曲は後半にもいろいろやっていた。ひょっとしてアルバム全曲やってるんじゃないか、てくらいの勢いで。"More Than This"の歌い出しで外してたのはまあ、ご愛嬌ってことで。"Avalon"なんかは、CD(昔はカセットだったな)で聴いていたあのサックス、あのコーラスそのまんまで、もう感無量、ですよ。
そして"Jealous Guy"、最後に"Let's Stick Together"。アンコールは無し。いや、実は"Jealous Guy"の後に一瞬だけ引っ込んでいて、実は"Let's Stick Together"がアンコール曲、ということらしい。やるなあ。まあね、もうお爺ちゃんだし早く寝ないとね。20曲以上はやったけども時間はトータルで1時間半強、というところだったか。1曲あたりの演奏時間を短めにしてあるのよな。ジェフベックもそんな感じだったな。いや、みなさんお元気で何よりです。ぜひ長生きして、また日本に来とくんなはれ。