野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

『幸せはパリで』だって⁉︎

『音楽殺人』のCDを買ったついでに、Apple Musicで『薔薇色の明日』をライブラリに入れて聴き倒している。

Tomorrow's just another day、なんていうと、「明日は明日の風が吹く」みたいな感じがするけど、それを「薔薇色の明日」にしてしまうのって、何だかすごいなあ。

これが出たのは1982年で、それってYMOが『BGM』とか『TECHNODELIC』のインダストリアル系というかアヴァンギャルド路線から一転して、思い切りポップでカラフルな『浮気なぼくら』をリリースした年だ。
その時にこのソロアルバムは、そこまでぶっ飛ばしてはおらず、ほどよくポップでありながらもどこか大人で、しっとりスタイリッシュな名盤だと思うのだな。
イメージ的には、この梅雨の季節の曇り空に何だかすごくしっくり合う気がする。
そしてラストの『The April Fools』、このバカラックの名曲もまた、このアルバムで初めて聴いたのだった。
何かの雑誌(サウンドールかな?)にスコアが載ってて、ピアノで練習したもんですよ。懐かしい。
今度実家に帰ったらサウンドール探してみよう。今ならヤフオクで売れるみたいだし。