心斎橋のブックオフは、最近なんだかプログレコーナーが充実してきた。
で、個人的に最近少しだけブームのキングクリムゾンのCDを買ってみた。Apple Musicで聴けるスタジオアルバムは一枚もないので、悩まずに済むのはありがたい。
"Larks' Tongues In Aspic"(『太陽と戦慄』)。
それにしても、このアルバムに限った話ではないが、キングクリムゾンの曲ってのはやたらダイナミックが広いな。あれ?音出てる?と思ったら、何やらかすかな音でごにょごにょやっていたりする。でボリューム上げて聴いていると、暴力的なギターのリフがぎゅいんと入ってきたりするので油断がならない。
そして、"In The Wake Of Poseidon"(『ポセイドンのめざめ』)。
こちらはまた随分とドラマチックというか。"Devil's Triangle"の不穏さがなんともクール。一瞬"Epitaph"のフレーズが顔を出したりするのも面白い。
オリジナルは"Peace - An End"で終わるのだが、それだと少しばかり地味というか尻すぼまりの気がしなくもない。だからといって、今回買ったCDのように、ボーナストラックとして最後に入っている"Cat Food"のシングルバージョンと"Groon"は蛇足な感じがするのは否めない。
いや、ディスっているわけではないのだ。いずれも素晴らしいアルバムだと思う。連日繰り返し聴き倒している。
事情が許せば、アルバム通して爆音で聴くと、至高のクリムゾン体験ができるはずだ。
次は"Islands"か"Lizard'あたりかな、と思う。