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野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ちょっとしつこいですか

読書

『本日は、お日柄もよく』は初めて読んだ原田マハ本だ。数ヶ月ほど前から、書店で妙に目立つなと思っていたら、ドラマ化されるのだと。では改めて読み返してみましょう、ということで。

ちなみにドラマの1回目はすでに観た。見事に原作を台無しにしとるな(個人の感想です)。「伝説のスピーチライター」となると「デキるオンナ」風でないといけなくて、それって妙にドスのきいたしゃべり方をせんとアカンのですか?ちょいと安直すぎやしませんか?
いやまあ、ドラマにケチつけるのはやめとこう。
これを初めて読んだのは3年ちょい前。たとえば政権のプロパガンダに対する広告代理店の関与、みたいな事も、より生々しく感じられる。
「言葉は世界を変える可能性がある」という本書のメッセージを、当時はまだナイーヴに受け止めることができた。しかしそれはまた、暗愚なリーダーの幼稚な妄執や邪悪な意図を、糖衣に包んでわれわれ民衆に飲み込ませ、気づかぬうちに取り戻しのつかないところまで連れて行くための手段にもなるということでもあるよな。と、シニカルな見方をしてしまうのだった。