昨年の暮れぐらいだったかに文庫化された、原田マハの『太陽の棘』。正月にゆっくり読もうと思っていたのだが、実際にはほんの10ページほどしか読めず。
でこの前の3連休でなんとか読み終わった。
- 作者: 原田マハ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/11/10
- メディア: 文庫
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題材が沖縄と米軍、てなことになると、これはなかなか微妙なものがあったりすると思うのだけど、その辺は解説で佐藤優ちゃんが指摘しているように、ニシムイの画家たち、そして医者、を経由させることでそういう機微に触れる部分を迂回しているというか刺激を和らげているというか。なるほど上手いことやったな。上手いけど、ちょっと小賢しい感じがしなくもない。ああごめんなさいこんな事を言って。別に悪気はないんです。わたくしの根性がほんの少しばかり曲がってるだけなんです。