野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

おつかれ山!

紅葉の季節になってきたけども、この3連休なんか名所はどこも結構な人出であろう。ということで、近場かつ穴場っぽいところに行ってみることにした。
となると、ここはやはりお馴染みの摂津峡に神峯山寺だ。
ただし、走っていくのではなく、公共交通機関+徒歩にて。
JR高槻駅からバスで塚脇まで。ここから歩くのだ。
10分ほどで摂津峡に着く。
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あたり一面真っ赤っか、というわけではない。ところどころちらほら、という感じか。これもまた一興。
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それにしても摂津峡ってここまで激しいアップダウンあったかな。
なんだかいつもへろへろ状態で走っているから、ひたすらしんどいばかりで、そういう細かいところまで観察できていないのだな。たまにはこうやってゆっくり歩いてみるのも良いものだ。
そして、摂津峡を抜けたら芥川を横目に見ながら神峯山寺へ向かう。
神峯山寺はしょっちゅうトレランで通っているが、いつもトイレを使うばかりで中に入ったことはなかった。入山料300円也を山門で支払い、参道を歩いてみる。なかなか見事な紅葉である。
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本堂のさらに奥には、えげつない急階段があり、その上が開山堂である。
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いちびって急階段を駆け上がってみたら、ちょっと腿に痛みが出てきた。やめときゃよかった。
開山堂から順路に従って下りると、九頭龍滝が見える。
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足元にある水栓はあの滝のものだろうか。
神峯山寺からいったん出て、さてどうする?調子に乗って本山寺ぐらいまで上がってみる?というような話になりかけたが、この先は結構キツい坂であることを思い出し(いつもへろへろで歩くのがやっとじゃないか)、やめておいた。
その代わり、というわけではないが、神峯山寺の道を挟んで向かいにある神峯山の森自然園に行ってみた。
ここも初めて入る。紅葉などほとんど無いので、実に閑散としている。園内にいるのは我々ぐらいなものだ。
紅葉はこれぐらいかな。
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さてそれでは降りましょう、ということで原立石バス停に向かう途中、左折して新名神の方に歩き出すわたくし。
このあたりにも安岡寺町や高見台に抜ける山道の入り口があるはずだ、実際に行った人もいるのだし。

ということでいろいろ探ってみるのだがどうしても見つけられず…
しばらく新名神沿いに、そして檜尾川に沿って歩き、また坂を上がって弥生が丘あたりの住宅街をうろうろ。
住宅街まで出られれば、寺谷あたりのバス停からバス乗れば良いかなと思っていたのだが、もうここまで来たら駅まで歩いても良いかな、という気分になっていた。
いや、わたくしはそれでも良いのだけどふだん歩き慣れていない妻はしんどいだろう。ということで名神高速の手前、日吉台のあたりで手近なバス停で時刻表を確認すると、次のバスまで5〜6分、というところ。ここで妻に「あとどれくらい?」と聞かれたので、「5〜6分やな」と答える。それぐらいだったら歩いて行ってしまおうか、というのでさらに歩く。
しかし先ほどの妻の質問は、バスの待ち時間を訊いていたのではなく、駅まで歩いた場合の所要時間を問うていたのであった。そんなもん、いくら高槻駅前のビルが見えているからって5分くらいで着くわけがない。申し訳ないことをした。
そして、「ここからはずっと下り」と言ったにもかかわらず、顕性寺の手前あたりではまた登り坂になっていたりする。許せ妻よ、別に騙すつもりはなかったのだ。高槻のボコボコな地形のせいなのだ。
なんとか上宮天満宮の入り口あたりまでたどり着いたあたりでYAMAPアプリを止めたら、14.8kmとのこと。もともとは摂津峡→神峯山寺で5kmほど、と言っていたのが3倍ほどにもなっている。
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この時点でもう午後3時を回っている。ランだろうが歩きだろうがゴールはいつものあそこだ、ということで餃子天国へ。
ビールに餃子に鶏天にニラレバ炒め、そして春巻と焼飯を貪った。二人にしてはそこそこの量ではないかと思う。
ちなみに今回初めて春巻をたべた。一般的な春巻とは少し違っており、薄焼き卵で刻んだ野菜(玉ねぎなんかも入っている)を巻き、何か粉(米粉のような気がする)をつけて揚げている。
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ちょっと意表を突かれたが、これがまたなかなか美味い。うーむ奥が深いな餃子天国。

阪急高槻市の駅ビルにKALDIができていたので入ってみたら、どえらい人でえげつないレジ待ち行列ができていた。どうやら開店セールをやっていたようだ。
せっかく密を避けて人の少ないところへ行ったというのにこんなオチをつけてどうする。