野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

The answer is blowin’ in the wind

出張に行くため駅まで歩いて行く。風が強く、冷たい。信号待ちの間にゴミが目に入った。涙で流そうとするがうまくいかない。かなり痛い。あまりに痛いのでコンタクトレンズを外したら、突風により飛ばされてしまった。慌てて周りを探したが見つからない。何という災難か。ちなみに先日、コンタクトの調子が悪いので検査をしてもらったところ、右眼用はだいぶ古くなっていて傷だらけである、早めに交換した方が良い、とのこと。左眼用は購入後まだ一年経っておらず保証期間内である。風に飛ばされて紛失したのはまだ状態の良い左眼用だ。
ほとんど駅まで到着していたが、眼鏡を取りにいったん家まで戻ってから出直した。途中で昼メシを食べるために、もともとかなり早めに家を出ていたのが不幸中の幸いか。
時間に余裕がなくなったので日本橋で慌ただしくカレーを食べ、近鉄に乗って松阪へ。近鉄特急かなり久しぶりに乗るなあ。外は寒いけれども良い天気。車窓から見える景色はなんとも長閑で、なんだか旅行気分だ。

仕事が終わって松阪駅に戻ってきたのは17時過ぎ。なんと次の上本町行き特急は17:47と。こんなとこで30分以上もどないせえっちゅうねん。南口の駅前あたりに立ち飲み屋でも無いかと探したが見つからず。まあそんなことをしているうちに電車の時間になったわけだが。
上本町に着いたのは19時半前だったか。もう少し早く帰れたのならそのままコンタクト屋に行こうと思っていたのだが微妙に間に合わない。まあどうせそんなことだろうと思っていた。しばらく眼鏡で過ごさねばならんな。

わてを誰と思うとんのや

NHKでやっていた『平成細雪』、録画してあったのをついに最終回まで観ましたですよ。いやー面白かった。期待通り。とにかく濱田マリの顔芸が素晴らしい(そこかい)。中山美穂もアレだな、『極道の妻たち』の次回作は主演で決まりだわな。どうもごりょんさんというより姐さんだろありゃ。
きあんちゃんは下痢にはならなかったけど、決して明るくない将来が暗示されるラストもなかなかのもんだと思うし。半ズボン男・ムロツヨシも、あんな強烈なキャラはちょっと反則じゃないのかなあ。
けっこう原作に忠実に作っているな、という印象だが、劇中のいろんなエピソードが、それぞれ原作にもあったんだかドラマのオリジナルなのかがよくわからない。原作の内容を忘れてしまっているのだ。あらためて、また読み直してみたくなった。でも長いんだよなあれ。とりあえず今読んでる本を片付けてから、だわな。

なぜフォカッチャと呼ばないんだ

あれ?「サイゼリア」と「サイゼリヤ」、どっちが正しいんだったっけ?と思って調べてしまった。「サイゼリヤ」が正解ですな。
いや何、日曜日の昼間にちょいと車で買い物に出かけたついでに、どこぞで昼メシを食べましょう、てなことになったのだけど、どこ行きゃ良いんだ、てなって。ほら、車だと駐車場があるとこでないと。で、茨木の園田町にあるサイゼリヤに始めて行ってみたわけですよ。なんかもうアレだね、よく言われることだけど、スゴいねサイゼリヤ。よくあんな値段でやってるよ。いったい何をどうしたらあんなことができるんだろう?と不思議に思ったことだった。

土曜日の夜に作った豚の角煮が、かなり良い感じで仕上がった。晩ゴハンはこれと炙ったスルメとアンチョビキャベツ炒め。ほら、昨日は節分だったからイワシをね。
あ、そういえばキャベツとアンチョビのソテーってサイゼリヤのメニューらしいっすね。

砂の女

最近あまりタワーレコードに行かなくなった。音楽をダウンロード購入する割合が以前より増えていると思う。ジュンク堂にもあまり行っていない。こちらも、単純に読書ペースが落ちているのに加えて、やはりkindleを導入したということが無視できない。これは何もわたくしだけでなく、程度の差こそあれ世の趨勢なんではないかと思う。実際、以前にも何度か触れたように、タワーレコードのCD売り場は、じわじわとその面積が小さくなっている。これが世の趨勢、と言いつつもやはりわたくしはすでに古い世代の人間で、こういったリアル店舗が消えていく様を見るのはなかなか淋しいものがある。大した用がなくても、やはりたまにはリアル店舗をいろいろ徘徊しようじゃないか、と思うのだ。店に行くと、Amazonのおすすめをブラウズするのでは得られない体験というのもあるわけで。
土曜の夜におっさんたちと飲みに行く前、少し時間が空いたので、久しぶりに大阪マルビルのタワーレコードへ行ってみた。ここは売り場面積も小さくならず、けっこう頑張っているなあ、と思いつつ、ジャズとクラシックのコーナーへ行ったところで、店頭でかけられている曲が耳に入って、「おっ!?」となった。そう、これなんですよ。今までにも何度となく、このタワレコ店頭での「おっ!?」で、それまで聴いたことのないCDをあれこれと買ってきたのだ。
今回の「おっ!?」は、アンリ・テキシェの“Sand Woman”。まったく聞いたことのない名前だ。最初に耳に入ってきたギターの音からして、「あれ、パット・メセニー?」と思ったがそうではなかった。何だかよくわからないけど、ものすごい勢いのある演奏に妙に引き込まれ、ちょいとこのアルバムを買ってみることにした。月末で有効期限の切れるタワレコポイントもあったし。

Sand Woman

Sand Woman

 

わたくしは知らなかったけれども、このアンリ・テキシェというおじいちゃん(おじいちゃんだったのだ!)、フランスではもはや重鎮と見られるレベルの人だったんですな。そのおじいちゃんが若手のメンバーと組んだクインテットによる演奏。これがねえ、なんともいえん不思議な熱気に満ちてるんですなあ。ヨーロッパのジャズってわざわざ好きこのんで聴きはしないのだけど、何だかこれにはすっかりやられた。
てなわけで、やっぱりタワレコ探検はやめられない。

セブンイレブン恐るべし

今週二度目の東京出張ですよ。日帰りだけどもね。それがまた17時からのアポなんて勘弁してくれよてなもんだが、まあ致し方ない。
それでも18時過ぎに終わったのだから上出来かな。場所は品川駅のごく近くだし。新幹線の時間までビールを2杯ほど飲んで解散。で新幹線に乗る前に、新幹線の中で食べるための夕食をエキュートで物色してみたら、そこら中の店で恵方巻きを売っている。あんなの関西だけだと思っていたら、東京でもこんなにメジャーだったのか。んなもん大した由緒があるわけでなし、ここ数十年くらいでぽっと出てきた風習なのにな、と思いつつも何となく買ってしまった。一本丸ごとはさすがに量が多いので、ハーフサイズで。さりげなく豆がバンドルされている。やれやれ。

まあ、なかなか美味かったけどね。
ハーフサイズだとちょっと物足りないかな(どないやねん)でもフルサイズは多いよなやっぱり。そもそも、あんなの食べてる途中で飽きそうだ。あとは崎陽軒のポケットシウマイでもあればよかったのだけどな。あれはお値段といいボリュームといい、実にほど良きところ、なのだけど夕方ちょっと遅い時間になると、もう売り切れてしまってるのよな。
結局、帰宅後に熱い炭水化物を投与するはめに。夜中にものを食べるおっさん選手権だ。
どん兵衛のかき揚げ天ぷらうどん、美味いね。

こしあん派ですから

本日は広島に出張。文字通り東奔西走ですな。
8:30に広島駅集合、なんて言われて新大阪6:50発の新幹線ですよ。たまらんねこりゃ。
それにしても新幹線さくら号、初めて乗ったけどなかなか快適じゃございませんか。
さて広島からはレンタカーで東広島まで。どうせ東広島まで行くんだったら最初から東広島駅に集合にしときゃ良いのに、てなもんだが、この東広島ってのがなかなか曲者で、新幹線は1時間に一本ほどしか停まらんらしい。加えて、駅前には何もなく昼メシを食べるのにも苦労すると。その他諸々を考慮し総合的に判断した結果、こうなったわけですな。
午後に2件あった予定は、1件が前日にキャンセルされ、もう1件は客先の担当者がインフルエンザに罹患したとのことで、こちらもキャンセルに。というわけで午前中のみでお役御免となった。やれやれ。仕方がないので昼メシに博多ラーメンを食べてもみじ饅頭と広島の地酒を買って大阪に帰ってきたのが午後3時すぎ。あとは自宅で仕事した。まあなかなか捗ってよござんしたよ。
もみじ饅頭はにしき堂で、スタンダードのこしあんと、生もみじ、そして酒香もみじというのも買ってきた。さっそく生もみじを食べてみたが、求肥っぽいねっとりした食感で、なかなか結構なものでございますな。
生もみじ - にしき堂

いろいろ間違ってるんでしょうけどご容赦を

バッハのロ短調ミサ曲はけっこう好きで時々聴いている。クレンペラー指揮で、ニューフィルハーモニア管弦楽団によるものだ。そうするとベートーヴェンのミサ・ソレムニスはどうなんだ、ということになる。どうなんだ、と言いながらもう何年も経ったが、先日やっとCDを入手した。ヨッフム指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団だ。

これ、タワレコ限定でAmazonでは売ってないのな。最近時々、タワレコ限定てのを見かける気がする。
で、聴いたみた感想は、「ふーんこんなもんか」というバチあたりなものだ。ああごめんなさい。いや、決して悪くはないのだけど。ロ短調ミサ曲は、しょっぱなから「おおっ!」という感じだったのに、何が違うのだろう?爆音で聴かないといけないのだろうか。でもどちらもiPhoneで聴いていて、条件は同じはずだ(iPhoneなんぞで聴くなよ、という意見もあるだろうけど)。
クラシックのレビューを書く人ってすごいよな、といつも思う。こういうもやっとした感じを、実にうまいこと言語化するのだよなあ。