野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

でも画集にしちゃぁちょっとな

 先日iBookのキーボードにお茶をこぼしてあわや大惨事というところでしたが、とりあえずiBookには別状なし。と思いきや、お茶はテーブルの上にもこぼれていて、そこに置いてあった本がエラいことに…
エラいことになったのは、「カラー版 西洋美術史」です。

カラー版 西洋美術史

カラー版 西洋美術史


旧石器時代の原始美術からモダンアートまで、絵画に限らず彫刻や建築物まで含めて、時系列で西洋の美術史をコンパクトに解説した本です。入門書のはずですが、書いてることはなんだかわかったようなわからんような… まぁでも写真がいっぱい入ってて、それだけで結構楽しめます。
それにしても、例えば「コンセプチュアル・アート モダニズムの極北」という項目では、

コスースによれば、オリジナル絵画の価値はもはや「骨董品」の価値であって、アーティストの観念の「物質的な残滓」に過ぎない。デュシャン以降のすべての芸術は、本質においては概念的にか存在しえないのである。芸術作品とは”形態”ではなく芸術の本質についての新たな命題として提示される”言語”であり、それはつまるところトートロジカルな命題の謂なのだ。

…「なのだ」じゃないよまったく、勘弁してくれよ。
でも、今こうやって書き写してみたら、そんなに意味不明なわけでも無いなぁ。