先日iBookのキーボードにお茶をこぼしてあわや大惨事というところでしたが、とりあえずiBookには別状なし。と思いきや、お茶はテーブルの上にもこぼれていて、そこに置いてあった本がエラいことに…
エラいことになったのは、「カラー版 西洋美術史」です。
- 作者: 高階秀爾
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2002/12/10
- メディア: 単行本
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旧石器時代の原始美術からモダンアートまで、絵画に限らず彫刻や建築物まで含めて、時系列で西洋の美術史をコンパクトに解説した本です。入門書のはずですが、書いてることはなんだかわかったようなわからんような… まぁでも写真がいっぱい入ってて、それだけで結構楽しめます。
それにしても、例えば「コンセプチュアル・アート モダニズムの極北」という項目では、
コスースによれば、オリジナル絵画の価値はもはや「骨董品」の価値であって、アーティストの観念の「物質的な残滓」に過ぎない。デュシャン以降のすべての芸術は、本質においては概念的にか存在しえないのである。芸術作品とは”形態”ではなく芸術の本質についての新たな命題として提示される”言語”であり、それはつまるところトートロジカルな命題の謂なのだ。
…「なのだ」じゃないよまったく、勘弁してくれよ。
でも、今こうやって書き写してみたら、そんなに意味不明なわけでも無いなぁ。