東京大学が「学術俯瞰講義 物質の科学 - その起源から応用まで」というのをPodcastで配信している(配信スケジュールは404 Not Foundを参照)。全4回らしい。第1回の小柴昌俊教授による「宇宙と素粒子 - 物質はどのように作られたのか -」をダウンロードして、ざっと見た。内容はなかなか面白いんだけど、講義に使われているスライドがあまり映ってなくて、映っても画像が粗過ぎて見えない(読めない)のがちょっとイライラする。
しかしエラい世の中になったもんですな。これはアレですか、MITのオープンコースウェア(MIT OpenCourseWare | Free Online Course Materials)をパクった、じゃなくて、その思想に共鳴して類似のコンテンツを公開した、ということなのだろうか。
何にせよ、とりあえず我々にとっては、日本語というのがありがたいし、何も小難しいことを考えなくても、「あのノーベル賞学者が喋ってる動画が見られる」というミーハーな動機でアクセスしても良いじゃないか。日本では理系志望の学生が減ってきているんだし、こんなのが素粒子物理(じゃなくても良いけど)を志す若人を増やすきっかけになるかもしれないんだから。