野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

買っちまったよ

小人閑居シテ不善ヲ為ス、なんてことを言うけど、時間だけでなくて普段持ち慣れないカネを手にした場合も、不善(でもないけど)を為してしまうことはあるものだ。
税金関係の支払いが集中するため、5月末から6月上旬にかけて現金がショートすることが予想された。この対策として、ドル外貨預金を満期で解約することにした。その満期日が6月6日。
こんなときに限って、お買い得なギターを見かけてしまったり、ついそのギターを試奏してしまったりするものだ。まあ早い話が、ちょっと手許に小金ができたものだから、ギターを買っちまいました、とそういうことなのだ。ちょっと前にマイカル茨木のJEUGIA000-28ECが50%オフになっているのを発見し、あちこちの楽器屋を覗いてみて、ついでにヤマハでは試奏までして、これはもう「買い」(ただしヤマハ以外で)だとひそかに決心した。どこよりもJEUGIAが一番安い。6月6日に外貨預金が満期になるまで待って、その時点でもまだJEUGIAにお買い得000-28ECが残っていたら買うつもりだった。
今日は東京方面に出張だったのだけど、帰りの新幹線を京都でJR京都線に乗り換え、茨木で降りた。マイカル茨木のJEUGIAに行ってみたら、なんと、もう売れてしまっていた… と愕然としたが、よく探したら場所が移動していただけ。無くなっていれば、もう縁が無かったのだとあきらめるつもりだったが、ちゃんと残っていた。もう閉店間際だったが、念のために試奏もさせてもらって、とうとう買ってしまった、マーチン000-28EC、クラプトンシグネチャモデル。ちなみに安売りの理由は、ヘッドの裏側にちょっとした擦り傷がついているから。そんなのまったく無問題です。
それにしても結構重たくて、持って帰るのにかなり往生した。特に、千里丘の駅から家まで自転車なのだけど、あのハードケースをどうやって自転車で運べというのか。結局、ソバ屋の出前のように、左手であのクソ重いケースを持ったまま、右手で片手運転。雨が降ってなくて良かったよ。
今日はもう遅いので、思い切り弾くことはできないが、ぽろぽろとは弾いてみた。やっぱりコンパクトで良い。それとやっぱりデザインが好き。特にトップのちょっと濃いめの色が良い。でも、20フレットにあるEric Claptonというサインはちょっと恥ずかしい。なんか、「ぷぷ、あいつクラプトンモデル使こてるクセにヘタやなあ」とか言われそうで。