野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

牡丹と薔薇

知る人ぞ知る、「守口・門真ジャズフェスティバル」というのがあって、今年で6年目らしい。そこに「松下展子DUO」が出演する、という情報をキャッチし、聴きにいったわけだ。
会場は守口の盛泉寺というお寺。地図があるにもかかわらず少々場所がわかりにくく、軽く迷いながらも無事に到着。午後4時スタートなのに、京阪守口市の駅についたのが3時56分で、かなりあせりながら行ったのだけど、実は4時半スタートで一安心。
さてライブの方は、いつものオリジナルを5曲。一発めから「Love & Hate」でガッツリ鷲掴み。そういえば、この前の西院ミュージックフェスティバルの時もこの曲から始まってたな。松下さん言うところの「昼ドラどろどろシリーズ」第1弾のこの曲、めちゃカッコ良くて、ピアノもアグレッシブで好きなのだ。ちなみに、昨日の朝刊を読んで初めて知ったけど、9月23日はジョン・コルトレーンの誕生日なのだそうだ。生きていれば80歳。コルトレーンの「My Favorite Things」は文字通りフェイバリットで、特にマッコイ・タイナーのアグレッシブなピアノが好き。同じぐらいのインパクトが「Love & Hate」に感じる。どろどろシリーズの第2弾、「Rhapsody of Red Rose」もまたカッチョええ曲。本当はさらに新曲で第3弾もあるのだけど、当日までに仕上がらなかったのでやらなかったそうだ。残念。
しかし、お寺でのライブってええ感じですな。もう夕方で、かなり涼しく(むしろ寒い)なってきて、緑がいっぱいある中で。マイナスイオン濃度39,080個/m3ぐらいかな。
ライブが終わったあと、松下さん、それとベースの河合さんと少しお話することができて、その時わかったのは、実は松下さんのルーツは明菜様、ということ。そういわれてみれば、確かに。パンフレットの紹介文で

本場アメリカで吸収したjazzのエッセンスと、日本情緒あふれる感性が融合したオリジナル曲は、都会的なサウンドに仕上がりました。

とあるが、「日本情緒あふれる感性」というのは「しょぉじょえ〜ぇえぇえ〜」で培われていたのだな。
帰ってから妻とライブの感想など話していて、「どろどろシリーズの曲ってなんかルパンっぽくない?」
言われてみれば確かに。テーマに入ってる、あの速いフレーズな。そうか、だからiTunes Music Store中森明菜のアルバムを購入したらルパン3世のサントラをすすめてくるのか!(9月22日のエントリ参照