野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

だからどうした

最近、といってももう何ヶ月も前の話だが、南茨木の駅前に松屋ができている。今日初めて、その松屋で昼食を食べた。食べたのは牛丼、いや、正確には「牛めし」だ、松屋では。味は、うーむ、まあ、なんというか、マスいとは言わんが… という感じだった。こういうのと比べると、やっぱり吉野家ってスゴいのかも知れない。ちなみに松屋の牛めしはオーストラリア牛肉を使っているらしい。だけど多分、こと味に関しては、どこ産の牛肉を使っているのか、というのはあまり問題じゃ無いんじゃないだろうか(安全性は別として)。アメリカ産牛肉が禁輸になって、吉野家は牛丼の提供をやめたけど、あれは別に「アメリカンビーフはウマくて、オージービーフはマズい」ということでは無いはず。今まで吉野家で長い時間をかけて数々のノウハウ蓄積して確立した、多くの顧客から支持されてきた味というのが、「アメリカ産牛肉を使うこと」が前提条件になってるんだろうな。それはウマい/マズいの次元では無
いはず。いかに「同じもの」を継続的に提供し続けられるか、が問題なのだろう。たいしてウマくなくたって、味が変わればクレームになるんだから。アメリカ産牛肉が入手できなくなって、オージービーフで牛丼を作ったとき、おそらく相当な努力をしていたはず。「今までよりマズくならないように」と。それはひょっとしてうまくいっていて、それまでの牛丼よりウマいものだったのかも知れない。だけど吉野家のヘヴィカスタマたちは、それを許してくれなかった。マズくなるは論外としても、ウマくなるのもダメなのだ。「今までと同じ」でないと。
なんだか長々と書いているけど、結局何が言いたかったのかよくわからにんようになってきたぞ。