ドラッカーと言えば「マネジメント」なわけで、あの名著(と言われている)を読まずして、ドラッカーについて語ることはできない。のだろう、多分。
だがしかし、あの1,400ページを超える大作を読むには、ちょっとばかし覚悟がいるのではないか。そんな根性なしの連中(=俺様)のために、最近ではちゃんと「エッセンシャル版」が用意されている。
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/12/14
- メディア: 単行本
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1,400ページを300ページに凝縮してるから、かなり、濃い。ドラッカーの他の本もいくつか読んでるので、まあなんとか読めるけど、やっぱりちょっと疲れる。
でもすごい本だなやっぱり。1974年に書かれたとは思えない。「企業の社会的責任」なんてここ2〜3年ぐらいに言われ出した話なのかと思っていたらそうではなかったのか。このエッセンシャル版には「マネジメントのパラダイムが変わった」という付章が追加されているが、この章とそれ以前の章が、まったく同じ調子で書かれており、古さを感じさせない(訳し直されているから、というのもあるかもしれないけど)。
まあ、手許に置いて、折に触れてぱらぱらと読んでみるっちゅう感じの本ですな。