いよいよ夏休み最終日の今日は、本当は西院ミュージックフェスティバルを観に行くつもりだった、けど暑いからやめて、家でダラダラ過ごした。
さて、「インド旅行記2」を読み終わった。今度は南インド編だ。
- 作者: 中谷美紀
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
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このインド旅行記についてAmazonのレビューなんかを読むと、実にまあ賛否両論というかなんというか。主に非難されている点は大きく次の2点だ。
- 「一人旅」と言いながら現地ガイドを雇ったお姫様旅行ではないか、こんなものを旅行記として本にしてしまうなんて勘違いも甚だしい。
- 文章力が無い。読むに耐えない。
上記のうち2番目の件については、人によっては「中谷さんってすごく文章が上手いんですね!」なんていう感想を持つ場合もある。そうだな、まあ個人的な感想としては、「本業じゃないのに割としっかりした文章を書かはるんですなあ」というところか。つまり、「女優なのに」あるいは「女優の割には」文章が上手いよね、というところか。失礼な言い草だが。プロの物書きとして見たら、そりゃあ色々と問題あるでしょうよ。だけど、少なくとも普通に読めるからね。世の中にはもっともっと酷いテクストが溢れているという状況を考えると、そんなに目くじら立てるほどのことではないとあたしは思うけどどうかね。
そして1番目の件。「お姫様旅行だ!」というのはその通りだろう。だけど、それはそれで別に良いんじゃないの。何もバックパッカーの貧乏旅行だけがインド旅行じゃないんだからさ。そういうのが好きな人は「深夜特急」を読んどけば良いのだよ。そのあたりは彼女もわかっているみたいだし。まあ確かに「インド一人旅」と銘打ってしまったのはちょっとマズかったかもね。「ガイド付きやんけ!」という突っ込みたくなる人は多いよねきっと。ひょっとして確信犯という可能性も無きにしもあらずだけど。この部分で反感を覚えてしまうと、後はもう何を読んでもネガティヴにしか捉えられないかもしれないね。
とりあえず、あたしはこの南インド編も楽しく読ませていただきましたですよ。