つい先日、政界からの引退を表明した小泉純一郎元首相。彼が首相だった頃に愛読書として紹介され話題になった「信長の棺」が、文庫化された。
- 作者: 加藤廣
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/09/03
- メディア: 文庫
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あの有名な、明智光秀の謀反・本能寺の変というあたりから話は始まる。そこから秀吉による天下統一までに関する事実関係について後世に伝わる話というのは、よく見るとどうも辻褄の合わないところが色々とあるんでないの、というのがこの小説のネタだ。そもそも信長の遺体が見つからんというのはどういうことか?とかね。信長に心酔する、元側近・太田牛一がその謎を追う。これが「驚天動地の歴史ミステリー」になるわけだ。いま上巻を読み終わったところだが、なかなか面白いな。