ロラン・バルトは結局、「ことばづかいで人は決まる」と言っているらしい。先日読んだ「寝ながら学べる構造主義」にそう書いてあった。そこでおもむろに「表徴の帝国」を読んでみたわけだ。
- 作者: ロランバルト,Roland Barthes,宗左近
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/11
- メディア: 文庫
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これは読むのに結構骨が折れるだろうと予測していた。が、そうでもなかった。普通に読める。けど、正直なところ何が言いたいのかさーっぱりわからん。文章は変じゃない。わかりやすい文章だと思う。なのに何が書いてあるのかわからん。わからんままに、日本の料理、パチンコ、相撲、禅問答、俳句、全学連などなどについて語られる。ひょっとするとこれはスゴいことなのかもしれない。それにしてもいったい何のどの辺りがエクリチュール?