野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

京都でフラリプラリ

京都の老舗ライブハウスRAGは今年で28周年ということで、「音物語二十八夜」なる記念ライブを挙行中である。本日5月5日および6日はFried Prideの2DAYSということになっている。
今までに色んなところでFried Prideのライブを観てきたが、やはりこれくらいの規模のライブハウスが一番良い。RAGはライブハウスとしては割と広い方の部類に入るのではないかと思うが、それでもホールなんかに比べるとFried Prideの二人との距離感が違う。圧倒的に近い。例えば1月の、梅田芸術劇場でのライブ、あのときは結構前の方の席だったから、物理的な距離は、実はそんなに変わらないのかもしれない。でも、感覚的にはRAGの方がかなり近い。お約束の「リーダー!」コールも、ダイレクトに横田リーダーに届くような気がする。
ライブは、「こんな夜にお前に乗れないなんて こんな夜に発車できないなんて」というあの名曲の2フレーズで始まった。清志郎レクイエム。この2フレーズだけだが、会場はもう大盛り上がりだ。やめてくれ、泣きそうになるから。
今回の半分ほどは初めて聴く曲だった。1月の梅田ではオリジナル率が高いなと思ったが、今回は逆にアンコールでやった "Words With Wings" のみがオリジナルだった。あとは、山下達郎Ride On Time)、久保田利伸、KISS、エアロスミス(なんと "Walk This Way")、そうかと思えばショパンのノクターンをスキャットのみでやってみたり。前回も披露された横田リーダーによるソロのコーナー、"Spain" は圧巻。やはりFried Pride恐るべし。
いやはや堪能いたしました。