今度は、梅田望夫×齋藤孝という組み合わせで「私塾のすすめ」。
- 作者: 齋藤孝梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/05/08
- メディア: 新書
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「ウェブはバカと暇人のもの」とか言う人もいるけど。やっぱりこの人たちみたいに物事をポジティヴにとらえて、それでどうしていこうか、って考える方が良い。確かにネットには魑魅魍魎が渦巻いてる部分もあるのだけど、うまく使えば「能力の増幅器」なのよね。そこで、リアル世界の組織を超えた所にできる、志向性を同じくする人の集まりができる。それを「私塾」というイメージでとらえましょう、と。それこそ例えば先日のDevKANなんかに出てみると、こういうのがすごく実感できる。「ネットをレバレッジするとリアルがものすごく楽しい」っていうのは、そういうことなんだろう。
梅田さんは「ウェブ時代をゆく」で「ロールモデル思考法」ということを書いておられたが、このロールモデルっていうのは、自分のエネルギーのもとにして、どんどん消費するもんだ、っていうのがなんかすごい。レベル差とか領域の違いなんて気にすんな、って。何と言うか、すごく元気な人たちだ。特に齋藤さん。こういうのって下手すると「暑苦しいなあもう」ってなるんだけど、不思議とそうはならない。何が違うんだろう。まとにかく、読んでて気持ちが上向きになるってのは結構なことだ。