養老孟司×久石譲、とはまた面白い取り合わせじゃないか。
ということで、このお二人の対談「耳で考える」を読んだ。
耳で考える ――脳は名曲を欲する (角川oneテーマ21 A 105)
- 作者: 養老孟司,久石譲
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/09/10
- メディア: 新書
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いやまあ、養老先生のおっしゃることはいつも通りなのだが、久石さんってすごくインテリで紳士的。なんだか、それはもう色んな話を養老先生から引き出してる、という感じ。おかげで全体的にはちょっと散漫な印象が無くもないのだが…
文章も基本はリズム、ていう話は面白いな。読みにくい文章は、リズムが悪い。良い音楽も、スコアがキレイ。実は「思考の整理学」にも同じような話が書いてあったのだな。思考を書いてみて、声に出して読んでみろ、と。読んでて引っかかるのは、そこの部分の出来が悪いのだそうだ。「思考は、なるべく多くのチャネルをくぐらせた方が、整理が進む」。つまり、書いてみて、声に出して読んで、人に話す。あ、「人に話す」は考えを整理する方法、そしてデバッグの方法として「リファクタリング・ウェットウェア」や「CODE COMPLETE」にも書いてあるわ。
いやはや、関係ない本の話になってしまいましたな。