野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

長いお別れ

一通り新しい携帯電話の設定をした後、ふと思い立って電池パックを新品に換えてみた。
なんと、電源が入るではないか。見たところサブディスプレイの表示も正常になっており、何の問題もなく動作しているようだ。何てこった。とりあえず、メールのデータをメモリースティックにバックアップしよう。

というのが昨日の話。先ほど見たら、また電源が入らない状態になっていた。今度こそ完全に絶命したようだ。
こういうことがあるので、au oneサービスを利用することにした。携帯のアカウントで送受信したメールを、サーバ上に保存し、Webメールでもアクセスできるようにするサービスだ。中身はなんのことはない、Gmailだ。すでに持っているものも含めて、Gmailアカウントが二つになってしまう。この際だから、普段使っているMacOSのMail.appでGmailも読めるように設定した。
と一言で書くと、簡単にできたようだが、実はちょっとばかし苦労したのだ。au oneは、サーバにメールを保存するところまでは良いが、それをPOPなりIMAPなりでアクセスするための設定については、あまり親切に書いていない。というか、Gmailの説明をそのまま使っている。だからとてもわかりにくい。メールクライアントでPOPないしはIMAPau oneアカウントのメールを読むには、au oneのパスワードとは別に、メールのパスワードを設定する必要がある(パスワード自体は同じ内容で可)。これに気づかないと、いつまでたってもメールクライアントからのアクセスが拒絶されて、延々と頭を悩ますことになる。また、Gmailの説明ではサーバ上のアカウントのユーザ名は「完全なGmailアドレス」となっている。これはそのまま読むと、「名前@gmail.com」がユーザ名ということになるが、実際はそうではなく「名前@auone.jp」としなければならない。この落とし穴には引っかからずにすんだが、けっこう誤解する人が多いんではないかと心配する。
IMAPを使うのは今回が初めてだが、なるほどこれはなかなか良いかもしれない。メールひとつ取ってみても、15年前とは偉い違いだ。世の中は随分と便利になったものだな。