野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

少しじゃないでしょ

「少し変わった子あります」て、なーんか不思議な味わいの小説だ。

少し変わった子あります (文春文庫)

少し変わった子あります (文春文庫)


主人公の大学教授、森センセイってこんな感じの人なんだろうか。ヘンコで理屈っぽくて。
この本を読んでると、なんだか夢を見てるような気分になる。悪夢にうなされる、というのとはちょっと違って、ただ延々と何かを悩み続ける、というか。昼間に頭を使いすぎると頭がオーバーヒートして、夜寝ている間も脳が熱を持って眠りが浅くなる、あの感じ。
「あの感じ」とか言われても困りますか。そうですか。すみませんねえ。