京都でユトリロ展が開催中、たしか17日までだった。この連休中が最後のチャンスかも、と思って出かけたけど、家を出てから気が変わった。なんか京都まで行くのんダルいし、とか思い始めて、大阪は中之島の国立国際美術館で開催中のマン・レイ展に行くことにした。
そもそも、マン・レイについては一切の予備知識なし。そうですかフォトグラファーですか。コクトー、ラディゲ、サティ、ピカソ、等々といったあたりのポートレートを撮ったりもしとるんですな。だけどぼちぼち絵を描いていたりもする、と。ほう、この画はなんかちょっとピカソっぽいですな、と思ってよく見たら、ピカソの画を写真に撮ったものだった。ややこしいことすんなよ!
シンプルに線だけで描いたようなデッサンはちょっとマティス風だった。これは写真じゃなくて。ソラリゼーションとかいう技法を使って、白黒反転させた画はなかなか面白かったけどね。まーでも正直なところ、全体に「ふーん」だったかな。ごめんエマニュエル。