最近、やれどこが痛いだしんどいだと辛気くさいことばかり書いているのであるが、それでもまあ本は普通に読んでいたりする。別にネタの出し惜しみをしているわけではないのだけど、つい辛いことがあるとブログのネタにしてウサを晴らしているのだな。←晴れてるのか?
身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる (講談社プラスアルファ文庫)
- 作者: 内田樹,三砂ちづる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 文庫
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わたくしの敬愛してやまないウチダ先生はよく「身体感度」とか「身体感受性」みたいなことをおっしゃるわけであるが、とにかくそういうネタについて、あの三砂ちづるさんとひたすら喋りまくったという対談が、「身体知」である。
「あの」三砂ちづる、と書いたけど、わたくし実はそのヒトがいったい誰なのか、この本を読むまで知りませんでした、すみません。ああ、あの「オニババ論」のヒトなんですね。ええと、「オニババ論」とかいうのはあったみたいですね確かに。でも名前しか… ごめんなさい。
へえ、疫学者なんですか。
なんだか、三砂先生、このヒトもスゴいですなぁ。
まあ色々あるのだけどとりあえずひとつ。面白かったのはウチダ先生の
十五歳ぐらいって、自分の身体の持っていきようがないじゃないですか。そういう時って、名前じゃなくて、番号で呼ばれたりするとホッとすることってあるんですよ。
とか
第二次性徴の頃って、子どもの頃からのセルフイメージと自分自身の身体やエロスがまったく噛み合わないでしょ。悪魔が羊の皮をかぶっているのに、「ねぇねぇ、羊さん」と呼ばれるみたいで。「頼むよ堪忍してくれよ」と。このズレがけっこうつらいんですよ。
といった発言だ。なるほど、そういう言い方があるか。うまいこと言うなあ。でも、本当にそうだったかなオレ。よく覚えてないよそんな昔のこと。