精神科医の名越康文先生、お名前はよく耳にするがそのご著書は読んだことがないのでございます。
Rさんから色々とお借りした本のなかに『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』というのが入っていた。
いや別にそんなストレスに押しつぶされそう、てな感じではないですけどねあたしの場合。というか俺様ってなんだかずいぶんお気楽に日々を過ごしているんじゃなかろうか、という気さえしてきた。うむ、まあありがたいことではございますまいか。
- 作者: 名越康文
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: 新書
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さてこの本、「心が弱っていると思った時、うつに向かわないために」という章を読むと、「目の前のことにちゃんと取組む」とか「自分を客観視して、感情的にならない」とか「同じことをしていても、中身を実感することが大切」とか、先日読んだ「沈黙入門」と同じようなことがあれこれと書かれている。なんと、仏教の修行が目指すところも、精神科医のすすめるプラクティスも、結局おなじ。というのがなかなか面白いところ。
何よりも、「ま、そうは言っても現実には色々と難しいんだけどね」という見方は決して忘れないというのが却って信用できますな。ええ感じです。