野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

日曜日の午後はグリーンカレーとワインで

3月のフラリーパッドのライブに続いて、本日またBAR橋本工務点でのライブへ行ってきた。今回はmama!milk
彼らについては、今までとある場所でちょっと聴いたことがある、という程度でほとんど何も知らない状態でいきなり生で体験。ということになった。
いやもう、ヴィジュアルから音まで、とにかくスタイリッシュ。
ベースの清水さんはちょっと強面な感じで、ときどき客席にメンチ切りながらコントラバスを弾く様子がなんともカッコええんですな。コントラバスのネックとかトップを叩いたり、あるいは弓を弦に叩きつけるようにして弾いてみたり、微妙なクォータートーンみたいなのを出してみたり、たぶんあんなのコントラバスの奏法としてかなり邪道なのだと思うのだけど、それらがなんとも言えない独特の効果を出している感じがする。
そしてアコーディオンの生駒さん。なんだか官能に直接訴えてくるような音で、あれを一度聴いてしまうと、体に染み付いて取れない匂いのように妙に耳に残る。
決して耳ざわりの良い爽やかな音ではない、むしろどこかざらついた感じなのだけど何だかクセになる、といったところか。不快になる一歩手前の、微妙な気持ち悪さがかえって気持ち良い、というか。
またけっこう映像喚起力もあって、なんだか映画音楽っぽくもある。「はなればなれに」もやってたし。
まあそんなわけですっかりヤラれてしまって、とりあえずCDも買ってみたりして。
9月に法然院でライブやるらしいので、これ行ってみたいなあ、と画策中。