心斎橋で飲んだくれていた。ロジックという、「ホルモン・イタリアン」な店である。ワイン&トリッパ、なんである。そんなのもう、聞いただけでちょっと鼻息荒くなる感じではございますまいか。
と、ちょっと期待しすぎたのかもしれんな。
いや、何もこれといって悪いところは無いのですよ。料理は美味しかったし。
一体何が気に入らないのだろう。別に何か不具合があったわけではないのだ。どうもよくわからない。でもなんというか、「肉を喰らう」系の、ある種の高揚感というか祝祭感覚というか、そういうのが立ちあがらなかったんである。まあ平たくいえば「テンション上がらない」というところか。
なんなんかなー、ちょっと小ギレイすぎるんかな。チープ感が足りない、というか。例えば福島のポルチーニみたいな、ああいう感じの熱気が欲しいのよ。
いやもう、ほとんどイチャモンをつけるに等しいことを言っているのは重々承知。すんません。
というふうに、どこか不完全燃焼な感じを残しつつ茨木まで帰ってきて、結局はいつものようにBeltaで一杯。そしてここで作ってもらったラムチョップが、実はいちばん肉々しく、満足度高いというなんだかよくわからないことになってしまった。
ホンマすんません。
