そうか「オレたちバブル入行組」って、いま話題のドラマ「半沢直樹」の原作本だったのか。ドラマのほうは見たことないが、なんだか面白そうなので、ちょいと読んでみることにした。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: 文庫
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いやぁこれは実に痛快ですな。あまりに面白くて、特に後半は早く寝なければと思いながら一気読みですよ。支店長のゴリ押しで無理に融資の承認を通したら、融資先の会社が倒産し、理不尽にもその責任を問われて飛ばされかける融資課長・半沢直樹。必死で資金を回収しようとすると、実は支店長の陰謀で… というような話。ドラマを見ている人にとってはすでにご案内だろうけど。半沢の上司であるこの支店長ってのがかなりひどいんですな。あたしゃこんなひどい上司にあたったことないですよ。もちろんこの話はフィクションだろうが(フィクションだよな?)、銀行ってエグいですな。警察とか病院なんてのも何かとスゴそうだけど、こりゃひどい。まあひどいからこそ、痛快な話になっているのだろうけど。
それにしても、タイトルからすると、バブル時代に銀行に入ったいまいち使えないヤツの話かと思ったら全然違うのな。半沢くん、かなりやり手ですわ。
面白かったので、途中からでもドラマ見てみようかな、と思った。でもたぶん次の日曜日の25分拡大スペシャルは、これではなくて次作の「オレたち花のバブル組」が原作だから、また読んどかなあきませんな(←見る前に読む派)。