野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ミルクティーは要注意

今回の出張には「幻夜」を持って行った。

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))

700ページ超の大作だが、行き帰りの飛行機でほぼ一気読みだった。
阪神淡路大震災のどさくさで、ちょっとした行きがかり上で叔父を殺害してしまった男の話、から始まるのだが、まあとにかく次から次へとロクでもない連中ばかり登場してきてちょっとウンザリさせられる。けど、やっぱり読ませますなぁ。そして驚愕のラスト。そんなんアリなんですか、という。
これはアレですか、「白夜行」の続編?ということはつまり、美冬は雪穂であると。そう読むと、いやホンマにやりよるわあの女。いろんな謎が実はまだ残されたままだったりする。さらに続編があると?まいりましたねこりゃ。