野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

肉とゲルマン民族

海外から来客あり。んでまあ夜はどっかに飯食いに連れて行こう、てなことになって。
客人は身長2mの巨大ドイツ人だ。いったい何食わせりゃいいんだ、てなもんだが、まあ肉でいいんじゃねえか肉で。などとわりと安直に考え、なんば高島屋8Fにある、「きっしゃん」などという、なんだかちょっとふざけた感じの名前の店へ行った。
名前はふざけてるが、けっこう高級っぽい店だぞこれ大丈夫か、と思いつつ食べログでチェックすると、平均利用金額(最も多くの人が実際に使った金額)が8,000円〜9,999円なんて書いてある。座っているのにもかかわらず立ちくらみがしたが、まあこうなったら仕方がない。
で、肉、ですね。ええそりゃもう、たいへん美味しゅうございました。美味しゅうございますけど、いったいどんだけの量を食わせりゃ2mのドイツ人を満足させられるんだ、と思いながら適当にあれこれ注文して、自分がもういい加減腹がふくれてきたので、じゃこの辺でシメに麺でも、なんて勝手に言いながら冷麺とビビン麺を注文した。うん、麺も美味かった。
飲み物については、客人は終始一貫して、ビール。とにかくビール。ただ、上品な店だから中ジョッキといったってかなり可愛らしいシロモノなので、ビールが届いて客人に手渡して少し肉の焼け具合を確認してそれからあらためて客人のジョッキ(彼が持つと普通のグラスに見える)を見たら、なんだよもう空かよおい!てな感じで、もうなんだか10分おきにビールを注文していたような気がするなあ。
でこのわたくしはと言うとですね、最初に2杯ほどビールを飲んで、おもむろに酒メニューを確認すると、焼酎コーナーにて赤兎馬を発見。以降はもう延々と赤兎馬をロックで飲んでおりましたら、さすがに酔っ払いですよ。
で、ふらふらになりながらお勘定をしてみたら、4人で2万円少々。なんだ意外と常識的な値段じゃないか、とほっと胸を撫で下ろす。
んで帰宅したのは午後10時半過ぎだったか。そこからなにをどうしたのだかよく覚えていないのだが、風呂にも入らず歯磨きもせずコンタクトも外さず、半裸で寝ていた自分に気づいたのが午前2時半。まいったねこりゃ。妻の証言によると、帰ってきて着替えをしたらそのまま寝てしまったのだそうで、そりゃなにをどうしたか覚えてるわけがないわなあ(なにもしてないんだから)、と感心した次第である。