スケジュールに若干の余裕があったので、朝のうちにホテルの近所を走ってみた。
ルツェルン湖畔の道路を東に向かって走る。なかなか調子がよろしい。だいたい30分、5kmぐらい走ろうかなというつもりだったので、15分強ぐらい行った地点でUターンして、来た道を戻った。そしたらこれがダラダラ続く上り坂で、けっこうキツいやんけワレ、と思いながら走っていると、どうも周囲の景色が往路に見たのと違うような。湖畔に沿って走っていたつもりが、いつの間にか山側に回っていたようだ。まあでも走ってりゃそのうちホテルの近くまで行くだろうとお気楽に考えていると、だんだんと牧場的な雰囲気の場所へやってきた。
いや別に牧場でも何でも構わないのだけども、やたら臭い。堆肥の臭いだなこりゃ。しかも、そのまま走っていくと、個人の農道というか私道みたいなとこに入っていく。なんでもスイスでは各家庭に自動小銃が装備されているなんて話も聞いているので、さすがにこりゃマズい。侵入者と間違われて狙撃されたらかなわん、というのでGoogleマップで現在地を確認し、ルート修正を試みた。まあ一言で申し上げるならば、相当スカタンな方向へルートが逸れていたようだ。やれやれ。
なんとか湖畔の道路まで降りてきたあたりで一枚。
ルツェルン湖は、時々刻々と表情を変えますな。
用のないところに行かないのが武人の心得であるとするならば、わたくしなんぞはまず、武人から最も遠い人間ということだ。パニック映画なんかでは開始後15分ぐらいで死んでるんだろうなきっと。
