野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

裸族体験

ここ数週間ほど、ケースを装着せずにiPhoneを使っていた。いわゆる裸族というやつだ。特にこれといった理由があるわけではない。iPhone 5sにしてから1年が経過し、ちょっとした気分転換というやつだ。それまではもちろんケースを装着していた。何度か落としたりぶつけたりしているので、けっこう傷だらけになっている。もしケースがなければ、iPhone自身がこうなっていたというわけだ。やはり保護ケースにはそれなりの意味がある。

いや、そんなことはわかっているのだ。がしかし、ケースを装着すると、あの美しいデザインのかなりの部分を隠してしまうことになる。それがちょっと残念だったので、しばらくケースなしで過ごしてみることにしたのだ。
うん、やはり抜き身のiPhoneは美しい。が、この数週間ですでに3回ほど落下させてしまった。そして毎回、何かしら回復不能な傷を負っている。ケースには、落下した時のダメージから保護する以外にも、そもそも手を滑らせて落下させてしまうのを防ぐ、という効果もあるのだ。
ある種の服飾品や道具というものは、あまりにピカピカの新品よりは、しっかり使い込んだ感じでほどよく萎えていたり細かい傷が入っているほうが味がある、ということが多い。しかしながら、iPhoneはちょっとそういうのとは違うな。やっぱりかすり傷ひとつ無く、つるつるのぴかぴかなのが美しい。
ということで先ほど、久しぶりにケースを装着したところだ。最初に買ったのだけど、ちょっと色が派手すぎる気がして、ほとんど使わずに机の引き出しの中に眠っていたものだ。今まで使っていたものは傷だらけなので廃棄する。うむ、やはりこのラバーコーティングされた表面は滑り止め効果があり、非常に操作しやすい。明日からまた、ケースを復活させよう。