土曜日にマーカス・ミラーのライブを観た後、何だか妙にエキサイトしてしまって、少しばかりダウンタウンをうろついていた。いや、うろついていたというのは正確ではない。あらかじめ調べていたCDショップに行ってみたのだ。
Everyday Musicという店だ。
http://www.everydaymusic.com
もともと土曜日に行くつもりではなかったのだが、けっこう遅くまで開いている店だし、前記の通りライブの後なんだかちょっと気分が良すぎて調子に乗っていたのだ。
店は簡単に見つかった。一歩入っただけで、直感的にこれはちょっとマニアックな店なんじゃないかという気がした。まずBGMが完全にイッてしまっている。誰かわからないが、まあ簡単に言えば何ともインダストリアル系でおぞましい感じの曲がかかっていた。店の半分がVinylだ。まあ最近それ自体は珍しいことではないけども。であれこれ物色してみたわけだが、分類がやっぱりちょっとおかしい。いや別におかしくはないけど、あのサイズの店で普通は"Electronics”とか”Industrial"などというカテゴリを独立させたりはしないはずだ。やっぱり何かがおかしい。
でまあ冷やかしのつもりで入ったのだけど、ちょっとそのおかしい感じにヤラれてしまい、何か買って帰ることにした。せっかくなのでそっち系のものを、と探すと、ほらね、ノイバウテンとかキャバレー・ヴォルテールとかサイキックTVなんてのがあるわけですよ。サイキックTVのところには"See also Throbbing Gristle"なんて書いてあって、うんうんそうだよな、と思ってスロビング・グリッスルを探したけど無いやんけコラ。まあそれはそれとして、サイキックTVかキャバレー・ヴォルテールか、いっそのこと両方いっとく?などとアホなことを思いながらも結局サイキックTVの”Force The Hand Of Chance”というアルバムを購入した。
- アーティスト: Psychic TV
- 出版社/メーカー: Some Bizarre
- 発売日: 1997/11/07
- メディア: CD
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1曲目の"Just Drifting"で、何じゃこりゃ?だった。
何なのこの普通の曲。いや、サイキックTVってそんなんちゃうやろ、もっとおどろおどろしいはずやん、”Origin Of The Species”とか相当ヒドいやんか!と思いつつ、2曲目の"Terminus-Xtul"でちょっとそれっぽくなるかなと思っているとまた次の曲でぬるーい感じに。
一応は通して聴いてみたけど、まあはっきり言ってつまらんかった。ダメだこりゃ。期待が高すぎたのだろうか。こんなことならAmazon.comでスロビング・グリッスルの"20 Jazz Funk Greats"でもダウンロードすりゃよかった、と後悔したが、まあたまにはこんなこともありますわなぁ。