初版が2011年ということで、少しばかり今さら感があるが『グローバル恐慌の真相』を読んだ。
- 作者: 中野剛志,柴山桂太
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/01/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
個人的にこの6〜7年ぐらい、改革!とか既得権益!とか声高に叫んでいる連中の言うことはまず疑ってかかるようになってきた。改革とか規制緩和の結果って、その既得権益の内容や受益者が変るってだけの話じゃないの?って。胡散臭すぎますわな。
市場原理主義とか自己責任論なんてのはそもそがアレですよ、政治エリートの怠慢だ、て誰かも言ってたじゃないですか。
で、新自由主義者が引き合いに出すハイエクの理論てのも、実はだいぶ都合良く解釈されてる、ていうこの本の指摘なんかも実に興味深いですな。