野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

サンサン劇場なかなか渋いでっせ

ピロリ菌の駆除が終わったら2ヶ月後にまた検査をしますよ、てことで休みを取って病院へ行ったわけですよ。で何をやるかというと、10秒間息を止めたあとに袋に息を吹き込んでふくらます。謎の錠剤を飲む。5分間横になる。15分間椅子に座った状態でじっとしとく。それからまた10秒間息を止めて、袋に息を吹き込む。以上。
検査結果は?10日後ぐらいに出ます、とのこと。会計を済ませて10時前。別に休み取るほどじゃなかったな、てなもんだがまあこの際なので、皮膚科で部分的な乾燥肌を診てもらうとか市役所に印鑑証明を取りに行くとか整骨院に行くとか、喪中ハガキの表書きを印刷するとか、まああれこれと用事はある。
で夕方、塚口へ。ずっと懸案になっていた『アトミック・ブロンド』を観に行ったのだ。梅田とか難波あたりの劇場では、早朝とか深夜とか、嫌がらせみたいな上映時間ばかりで、んなもんいつ行ったらええっちゅうねん、と悩んでいるうちに公開が終わってしまったのだ。何てこった、と思っていたら、どうやら塚口サンサン劇場ではまだやっている。12/8まで。つまり本日最終日ということである。ということで17:10の部に、心斎橋で整骨院に行った後で急行したわけだ。
映画「アトミックブロンド」公式サイト
舞台は1989年、壁が崩壊する直前のベルリンだ。シャーリーズ・セロン演じる女スパイ、ロレーン・ブロートンがMI6から送り込まれ、そこであれやこれや、と。ストーリーは込み入っててなんだかよくわからなかったけど、結局最後は、おおやはりそうきますか、てな感じで。とにかく派手なアクション満載、でも最高にクール。ハードなヴァイオレンスに通快アクション。あとは音楽が良い。オープニングからいきなりニュー・オーダーだし、デヴィッド・ボウイとかデペッシュ・モードなんてのもわたくしのツボで。最後"Under Pressure"なんてのもニクいじゃないですか。
アレクサンダー広場のシーンで、お、『ストーカー』の看板があるやんけと思ったら、実際に『ストーカー』を上映している映画館乱闘て迷惑な話だが、1979に公開されたこの映画が、東ベルリンでは1989年に上映されていたのか。てのは細かすぎるツッコミか。
いやあ、ちょっと無理してでも来てよかった。これはやっぱり、映画館のスクリーンと爆音で観たい。