野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

納豆食ってるんすけど

本屋でふと『最高の体調』という本が目に止まった。最近多いよなこんな感じの本。シリコンバレー式とかスタンフォード式とか、そういう感じか?と、なんとなく手にとってぱらぱらと読んでみる。

最高の体調 ACTIVE HEALTH

最高の体調 ACTIVE HEALTH

いわく、人類の身体は狩猟採集民の生活に最適化されており、そこからあまり変わっていないが、現代のわれわれを取り巻く環境は狩猟採集の時代からすると比較しようもないほどに激変している。これが現代人の身体における不調の大きな原因になっている、というのだ。うん、そういえば『サピエンス全史』にもそんなこと書いてあったよな。で、どうすんだ?と問うと、ポイントは「炎症」であり、それを低減させるためには、てな話になる。ああそういえばデイブもそんなことを言っていたような気がする。そうすると、朝食にはグラスフェッド牛のバターを使ったバターコーヒー、とかアタマおかしいことを言い出すんじゃないかと心配していたがそこは大丈夫。ポイントは腸内フローラであるってなわけで、そのためにはビオフェルミンが良いとかその他のサプリ云々とか、わりと現実的な話なので安心した。その他にも、炎症レベルを下げるためには発酵食品を食べると良いよってな話で、ええまあ、そりゃそうですよねと思いつつ、あまりに簡単なのでホンマかオイ、と逆にいろいろ心配になってくる。自然の中で過ごすだけで炎症レベルが下がる、とかさ。いやね、この本に書かれている内容に照らせば、わたくしなんか結構イケてる方の部類に入るはずなんですけど、その割にはいつも元気いっぱいとかヤル気が漲っているとか、そういう感じにならないのはなぜなんだぜ、と思わずにはいられない。
まーでもとりあえず、面白い本だとは思いますですよ。